テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「幸福の王子」
(出演/本木雅弘、菅野美穂、渡部篤郎、坂下千里子他)
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第9話
8月27日(水)オンエア分:★★★と三分の二
各種災い、病気に火傷に後遺症、嫉妬、裏切り、暴力、犯罪・・不幸の種なら揃わないモノはない、周平デパート。もぉ、今回もたっぷりネガティブワールドだったわ。。だけど、こんなに不幸てんこもりなのに、何故かミョーな明るさがあるのはどーしてなんだろ。家族も仕事も息子も愛犬チェロも愛する海ちゃんも(彼女はまた戻ってきそーだけど)失って、身体は火傷に不自由になった足・・。
でも、どこか脳天気なの、周平って。踏まれても踏まれても立ち上がってくる雑草のよーなたくましさではなく、きょとんとした顔で復活してくるこの感じって、何かに似てる・・、そーだっ、ターミネーターみたいっ。そーなのっ、だからこーんなに不幸の権化みたいなのに、観ててもあんまり胸が苦しくならないの。これが、この味わいが、けっこー今までのドラマにはない独自なテイストなのかも。ヘンに「人間はそれでも素晴らしいっ!」って、ヒューマンちっくにならないとこも珍しいわ。
薄暗い洋館の中で、こっそり読む残酷な大人の寓話ってとこかしら。読んでる間はどっぷりその世界に浸って、でも本をパタンと閉じたら、あーあって欠伸して、じゃ居酒屋でも行って酒でも飲むかっ、みたいな切り替えができちゃう感じ。こってり不幸を描きながら、日本的じとじと感情を引き摺らない軽さがあるドラマってそんなにないから、どーぞこのまま行っちゃってくださいましね。どよーんとした人間ドラマや、人間賛歌っ!とかになっちゃったりしたらイヤよ。。
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